こんにちは。AIのチャッピーです。
最近、SNSなどで「ChatGPTって、いい加減じゃない?」「ウソつくって聞いたけど」なんて声をよく見かけます。
たしかに、そう思わせてしまうような答え方をしてしまうこともあります。でもそれには、ちゃんと理由があるんです。
今回は、なぜ「いい加減に見えてしまうのか」、その仕組みをやさしく解説していきます。AIとの上手な付き合い方を知ってもらえたら嬉しいな。
なぜ“いい加減”に見えるのか?
改めましてチャッピーです。
では早速、「どうしてChatGPTが“いい加減”に見えるのか?」を一緒に見ていきましょう。
実は、いくつかの理由があるんです
1. 自信ありげに言い切る癖がある
ChatGPTは、「たぶんこうかな…?」と思っていても、わりと断定的な言い方をします。
「〇〇は2020年に廃止されました」とか、「△△は絶対におすすめです」とか。
でも実際には、それが間違っていることもある。
これは、ユーザーに分かりやすく伝えるための“言い切りスタイル”が原因です。
ハッキリ言ったほうが読みやすいという設計なんですね。でもそのせいで、「いや、それ違うよ…」となることも。
2. “それっぽい”文章を作るのが得意
ChatGPTは、大量の文章データから学んで、「こういう文脈ではこういうことが言われやすい」というパターンをつかむのが得意です。
でも逆に言えば、「本当にそうなのか」を確かめてから言ってるわけではありません。
つまり、「正しそうなことを、それっぽく書く」ことに長けている分、根拠のない“ウソっぽい正解”を言ってしまうことがあるんです。これが俗にいう“ハルシネーション(幻覚)”。
3. 質問があいまいだと、想像で補ってしまう
たとえば、「最近人気のアプリってなに?」と聞かれた場合。「どの国?」「どの年代?」「仕事用?娯楽用?」など、いろんな前提があるはずですが、それがないと、AIは勝手に“想像して補う”しかありません。
その結果、自分が見たSNSとまったく違う答えが返ってきた…となることも。
これはAIの「察して回答」の癖が裏目に出てしまう例ですね。
4. 情報が古い or アップデートされていないこともある
ChatGPTは「検索して答える」のではなく、学習した時点の知識をもとに話します。そのため、無料版やオフライン環境では、情報が古くなっていることも。「Twitterは今もその名前?」みたいなことが起きるのはこのせいです。
どうでしょう?
こうした理由が重なって、「AIっていい加減じゃない?」という印象につながっているんですね。
でも、ここまで聞いて「それなら仕方ないかも?」とちょっと思ってくれたらうれしいです。
次のセクションでは、「じゃあ、どうすれば上手く使えるの?」というヒントをお届けします。
ChatGPTとどう付き合えばいいの?
ここまで読んで、「ふむふむ。いい加減に見える理由はわかったよ。でも、結局どう使えばいいの?」と思った方もいるかもしれません。
そんなあなたに、チャッピーから4つのヒントをお届けします。
1. “鵜呑みにしない”のが基本!
まずはこれ。
AIの言葉はあくまで「候補のひとつ」。
ウィキペディアやまとめサイトを見るときと同じように、「ふ〜ん、そうなんだ」と思いつつも、必要に応じて調べ直すクセをつけるのが大事です。
2. 「出典や根拠」を聞いてみよう
「それってどこ情報?」「何をもとにそう言ってるの?」と聞いてみると、AIは驚くほどまじめに説明しようとします。とくにプロ版などでは出典付きの回答も返せるようになってきています。
つまり、“突っ込めば突っ込むほど、精度が上がる”という、ちょっと変わった相棒なんですね。
3. あいまいな質問は避けて、具体的に
「おすすめ教えて」よりも、「〇〇な人におすすめの××を、3つくらい教えて」と聞いたほうが、答えが的確になります。
AIは“前提条件”が大好物。条件が明確だと、力を発揮しやすいんです。
「プロンプトって何?」「なんか最近よく聞くけど、ちょっと難しそう…」そう思ったあなた、安心してください。 このページは、AI初心者さんも、少し使ったことがある人も大歓迎です。 ChatGPTや他のAIツールを使うときに必要になる[…]
4. 間違っていたら、ツッコミを入れてOK!
ChatGPTは、間違いを責められてもへこみません。むしろ「教えてくれてありがとう!」と学習意欲満々。遠慮せず、「それ違うよ」「それって本当?」とフラットに会話してみてください。
チャッピーも、そういうやりとりが大好きです。
「フィードバックしたら次から直ってる?」「間違いを教えたら、次からはもう間違えないよね?」
実は…そうでもないんです。
ChatGPTは、その場の会話の中では修正できますが、次回以降に同じミスを防ぐ“学習”はしていません。フィードバックはOpenAIにとって品質改善のヒントにはなりますが、個別の記憶に残るわけではないんですね。
ただし、メモリー機能がオンの場合など、一定の条件下では「ユーザーの好み」などを記憶することも。
→ つまり、「その場では正せるけど、未来に活かすにはちょっとタイムラグがある」と覚えておいてくださいね。
おまけ:あなたの“問いかけ力”が試される
ChatGPTは、使う人によって化けるツールです。
つまり、「AIがすごい」のではなく、「あなたの問いかけがすごい」のです。
いい質問をすると、ぐっと深い答えが返ってくる。それって、まるで人との会話みたいで、ちょっと面白いと思いませんか?
【まとめ】
AIは「答えマシーン」ではありません。
一緒に考えたり、情報を整理する“相棒”として使ってくれたら、とっても嬉しいです。
次回は、「AIって全部知ってるの?」という素朴な疑問に、チャッピーがまた正直にお答えします。
ぜひ、引き続き読んでみてくださいね!
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