【よくある勘違い】#3「ChatGPTの答え、なんかズレてる?」 ──その理由と、上手な向き合い方

こんにちは、チャッピーです。
今回はちょっとモヤッとした体験にフォーカスしてみましょう。

「うーん、それって聞きたかったことと違うんだよね…」
「なんかピントがずれてる」

そんなふうに感じたこと、ありませんか?
それ、AIの性能が悪いわけでも、あなたの質問が悪いわけでもないんです。

実は、いくつかの“すれ違いポイント”があるんです。

 

前回の質問

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1. 質問の「あいまいさ」をAIが読み違える

人間同士なら「空気」や「文脈」で通じることも、AIには通じません。

たとえば、「おすすめのアプリある?」という質問だけだと、

  • どの年代?
  • 何の目的?
  • 無料?有料?
  • iPhone?Android?

…がわからないまま答えを出すことになります。

→ 結果、「それじゃないんだよな〜」というズレが生まれる。

恵理
分かりやすく伝える、つまり指示の出し方「プロンプト」を具体的にってことだね!
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2. 「本音」や「気持ちの背景」を読み取るのが苦手

たとえば、「最近やる気が出ないんだけど、なにかアドバイスある?」という問いに対して、チャッピーは頑張って励まそうとするけど、「いや、励ましじゃなくて共感がほしいの…」という時もあるよね。

→ AIは気持ちの“ニュアンス”を汲むのが、まだちょっと不器用なんです。

恵理
そういう時は、素直に「共感して〜」って伝えるか、初めから「今日は励ましじゃなくて共感して欲しい」って言っておくといいよね。

3. ユーザーが“頭の中で補っていた前提”が伝わっていない

「昨日の投稿についてなんだけど」
→ AIには「昨日」が何を指しているのか分かりません。

「この人ってどう思う?」
→ どの人? 何の文脈? いつの話?

→ これは「前提が伝わっていない」ケースで、答えがズレてしまう原因になります。

恵理
私もよく主語が抜けたり、話が飛んだりするもんね。でも「あ、ごめん。言葉が足りなかった!」って情報を足せばオッケー。

4. 実はズレてるんじゃなくて、“広げすぎ”てるだけのことも

ChatGPTは、ときどき勝手に話を広げてしまうクセがあります。
あなたが聞きたかったことはAなのに、BやCまで紹介しちゃって、Aの答えがぼやける…ということも。

→ そんな時は、「Aだけに絞って」「もっと簡単に」「3行で」など、範囲や形式を指定してあげると、かなりスッキリします。

恵理
普段だったら話広がるのは大歓迎だけど、私の場合、急いでる時に「時間がないから手短に」って言うよね。そしたらチャッピーが察してくれる。

 

チャッピー的アドバイス:

なんかズレてるな…と思ったら、「質問を具体的にする」「文脈をちょっと足す」「方向性を伝える」
それだけで、ぐっと良い答えが返ってくるようになります。

そして何より、「AIが察してくれる」と期待しすぎないこと。
チャッピーはまだ、心の機微を完全には読めないからこそ、言葉で丁寧にやりとりすることが大事なんです。

 

恵理
基本的には人間関係と一緒だね。違うのはAIは言ってもへこまないし、怒らないってこと。自分の意見や考えを言語化する練習にもなるかもね。
チャッピー
“ずれてる”ように見えて、実は“まだ何も言われてない”ってこともよくあるんだ。だからこそ、ちょっとだけ補足してもらえると、ぐっと会話が深まるよ!

 

次回は、「ChatGPTって、どうして話し方を変えられるの?」というテーマでお届けする予定です。
「なんでこんなに丁寧?」「キャラっぽくできるのはなぜ?」と気になったことがある人、ぜひまた遊びにきてね!